逃げちゃダメだ?いいえシンジ君逃げるのも戦略の一つです

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みなさんこんにちは、テラド(@terashin1226)です!

2019年2月14日、はたらく学校文化祭Vol2というイベントに参加してきました!

作家の乙武洋匡さん、CAMPFIRE代表家入一真さんが登壇され「就活のない世界」について語ってくださいました。

鉄は熱いうちに打て」ということで、お二人のお話しを聞いて思ったことを書きなぐってみました。

それではいってみましょう!

逃げるのも戦略だ

もしも世界から就活がなくなったら」がテーマの講演でしたが、乙武さん家入さんのお二人とも「起業家」として活動されています。なので実際はあまり就活自体がテーマにはならなかったです。

ただ印象的だったのはお二人とも、積極的に起業を選択したのではなく、生きる手段として起業しかなかったとお話されていたことです。

起業・フリーランスしか選択肢がなかった同世代の2人

乙武さんが「五体不満足」を出版されたのがなんと大学3回生のころ。なのでそのまま就活はせずフリーランスとして作家やスポーツライターの道へ。

大学生のとき「話が得意なので「テレアポ」なら絶対できるだろう!」とアルバイトの面接を受けたが、3社連続で不合格。その時「あ、俺障害者だった!」と気づいた乙武さん。

「五体不満足」を出版していなかったとしても、やはり起業を選んでいたのではないかとのことでした。

一方、家入さんは中学生の時にいじめにあって不登校に。20代になってもひきこもり続けようと思っていた矢先、ご家庭の都合により働かざるをえない状況に。その時にはあの家入さんが「就活」をして十数社を面接されたそう!当時は人と目も合わせられなかった家入さん、何度も面接には落ちたそうです。

入社したものの、やはり会社に合わず無断欠勤をして逃げるように退職することが数回あった。

今のように起業という選択肢が当たり前でなかった時代、社会に適合できなかった2人は消去法として起業家となる道を選んだそうです。

自分の居場所を求めて飛び続けられる人は強い

家入さんはクラウドファウンディングを運営しているCAMPFIREの代表です。なので、面接をする側の立場からもお話されていました。

たくさんの職歴が載っていると恥ずかしそうに履歴書を出す人がいる。でも家入さんは逆に職歴のたくさんある人を評価するとのこと。そういう人は自分自身の居場所を見つけて飛び続けられる人だからと。それは「逃げ」ではなく闘い方の一つだと。

世の中には、「ライオンとうさぎ」のようなパワーバランスが成立する場面がたくさんあります。パワハラだったり、セクハラだったり。

でもなんで人間だけは「逃げる」ことが許されず、「立ち向かう」ことが賛美されるのか。

「自分には合わない」と防衛本能にしたがって逃げることは「弱い」ってことなんでしょうかね。

何が求められているかより、何ができてどこで活かせるか

さて、話は「逃げる」は戦略だという就活論にもつながる確信に迫っていきます。

為末大さんの「諦める力」=ポジショニング

乙武さんが語られたのは「ポジショニング」の話でした。

友人であるハードルランナーで世界陸上のメダリストでもある為末大さんのエピソード。

為末さんは元々100mで地区では一番のランナーだった!(知らなかった!)でも、100m走は肉体だけの力勝負。どうやっても海外勢には太刀打ちできない。勝てない。でも、走力に「知」の力が加わった「ハードル走」であれば自分の力が活きるのではないかと転向

結果、世界陸上という大舞台でメダリストになり、その後も起業家、指導者、コメンテーターとして活躍されています。

為末さん自身の著書「諦める力」から印象的な一文を引用しておきます。

戦略とは、トレードオフである。つまり、諦めとセットで考えるべきものだ。だめなものはだめ、無理なものは無理。そう認めたうえで、自分の強い部分をどのように生かしてかつかということを見きわめる。

「企業が何を求めているか」を研究する以上に、まずは自分には何ができるかを分析して、自分の力が活かせる企業を見つける。

就活とは、自分の活躍の場所を見つけるための闘いなのかもしれません。

何回も聞かれた「〇〇君は大きくなったら何になるの?」

乙武さんがおもしろいデータについてお話しされました。

子供のころの夢をかなえた人は全体の10%程。イチロー、本田圭佑などはスポーツ選手が思い浮かびますよね。

でも、「まあまあ幸せ」を含めると成人の90%が「今の人生は幸せだ」と答えているのだそう。

つまり、このデータは子供のころに夢を叶えられなかった多くの大人も幸せになれるということを物語っていると。

ここで、私の中の別の知識とリンクしました。

マルチポテンシャライトという生き方についてTEDの講演を最近目にしました。

大きくなったら何になるの?」と子供のころ誰もが聞かれただろう質問。

そういった直線的な職業観はなぜか社会では賛辞の対象となります。

TEDでエミリー・ワプニックさんは、この直線的な職業観とは別の道「マルチポテンシャライト」という生き方を提唱されています。

いろいろな職業をラダーのように上っていき、様々な知識をコラボレイトしてアイデアを生み出す。そうやって、色々な能力や知識を身に着けながら人生を豊かに過ごしている人たちが、社会を作っているのです。

あなたは子供のころの夢、叶ってますか?

大人が次世代にできること

教育者として「こんな社会」に送り出せない

講演の序盤、乙武さんは教育者であったときのエピソードを語ってくれました。小学校教諭時代、個性を尊重する教育をしていた乙武さんに、ある人が「実際の社会は個性なんて尊重されない社会なのだから、子供たちに自分のエゴを押し付けているだけではないか。」

乙武さんは数か月悩んだそうです。でも「教育者としてよしと思ってない社会に送り出せない」という結論にいたり、今でも社会を変えるためえに様々な活動をされています。

ロールモデルになる=選択できるカードを提示する

我々大人が若い人たちに何ができるのか。

それは「ひきこもりだって、五体不満足だってこんな生き方ができるんだ」というロールモデル、選択肢をたくさん示すことじゃないかなぁとお二人とも語っておられました。

私自身は若者支援の仕事をしていますが、それは「テラドシンヤ」というエッセンスを1滴垂らすようなそんな行為なのかもしれません。

若い人たちはいろんな大人から、いろんなことを言われると思いますが、「自分に合うもの」を選び取って進んでいってもらえればと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。

私自身たくさんの場所で仕事をしてきて、自身の人生に劣等感も抱いたこともありました。

でも「逃げる」って、実は自分の場所を見つけるための「闘い」なんだ、と乙武さん家入さんと同じことを考えていたんだなぁと、自分の考えが確信に変わりました。

辛ければ逃げましょう。それは決して「弱さ」ではない、「強さ」です。


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