変化の時代を生き残る、「ありあわせ」のキャリア戦略

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みなさんこんにちは、テラド(@terashin1226)です!

この先、自分の仕事がなくなってしまわないか
今の仕事は社会にとって価値のある仕事なんだろうか

こんな悩みをよく聞きます。

でもちょっと待ってください。今は「変化の時代」です。

「仕事がなくなるかも」と心配をするより「今の仕事がなくなっても、違う仕事につけるようにしておこう」というスタンスで、日頃から行動していた方が、精神衛生上良いのではないでしょうか。

3回転職をしてきた僕自身が、その人生の中で見出したキャリア戦略論をシェアしたいと思います。

変化に強い、マルチポテンシャライトという生き方

大人になったら何になりたい?

小さいころに必ずされるこの質問。

なぜか社会では一つのことを突き詰めるプロフェッショナルが賛美されます。

しかし今は変化の時代、一つのずっとやり続けることは困難です。だからこそ人々は自分のできなかったことを子供たちに託し、「何になりたい?」と質問を繰り返すのではないでしょうか。

多くの人が一つのことを続けるのが難しいのであれば「色々な経験を活かす方法」をシェアしたほうがレバレッジが掛かるのではないか、こう思っているわけです。

色々な経験し、スキルを身につけるには「適応力」が必要です。

新しいことへの適応力を高めれば、変化の時代にも生き残ることが可能です。

今述べた内容は、エミリー・ワプニックさんという方のTEDで語られています。

僕自身も転職を繰り返してきましたが、その生き方は間違っていなかったんだとこのTEDに救われました。

自分の興味のあるものにずっと没頭できる人はスペシャリストを目指してよいでしょう。

でも、これからの時代はいろいろなことに興味を持って取り組む、そんな生き方も重要になってきます。

今あるものの潜在能力を引き出す「ブリコラージュ」

変化の時代のキャリアを考える上で、マルチポテンシャライトと合わせてご紹介しておきたいのが、ブリコラージュという発想です。

ブリコラージュとは、ありあわせの道具材料を用いて自分の手でものを作ることで、文化人類学者レヴィ・ストロースの言葉です。

内田樹さんという方のブログから、ブリコラージュについての記載を抜粋します。

ブリコルールの心得 - 内田樹の研究室
土曜日はひさしぶりのお稽古。3週間ぶりに身体を動かす。 滝のような汗。 さすがにお盆なので、稽古に来る人は少なく、20人...

ジャングルを歩いていると目の前にさまざまな「モノ」が出現してくる。植物であったり、動物であったり、無機物であったり、有機物であったり、人工のモノであったり、自然物であったり。その中のあるものを前にしたときにブリコルールは立ち止まる。そして、「こんなものでも何かの役に立つかもしれない」と言って、ほいと合切袋に放り込む。

一生懸命学んだスキルがこの先そのまま使えるとは限りません。でも、その学んだスキルを何かに「使いまわす」ことができるのではないかと考えることが重要です。

どんなことでも「これは無駄だからやらない」という姿勢ではなく、後々何かの役に立つかもと行動を重ねるのです。

「こんなものいらない」と、最初から可能性を捨てるより、変化の時代には「まぁ何かの役に立つか」と行動するほうが有利だと思います。

「職業」ではなく、やってきたことを「スキル」に因数分解する

僕自身はまったく違う業界を行き来しながら、キャリアを積んできました。

  • 学生時代:子供向けスクールでの水泳コーチ
  • 社会人1年目~5年目:システムエンジニア
  • 社会人5年目~9年目:介護職(管理職)
  • 社会人10年目:システムエンジニア(再) → 就労支援相談員

変化の時代には「どんな職業についていたか」はあまり重要ではなくなります。その職業自体が無くなることが増えるからです。

セルフレジの導入は日本においてもかなり広まってきている実感があります。ガソリンスタンドもセルフがほとんどです。条件付きでの自動運転についても法整備が始まりました。

どんな職業かではなく、どんなスキルを身に着けているかが重要ではないでしょうか。

例として、僕自身の職業経験を因数分解して、身につけたスキルを振り返ってみます。

水泳コーチ編 ~教えるスキル~

子供向けスクールでの水泳コーチで習得したのは「複数人に何かを教える」というスキルです。大手スポーツクラブでは指導方法が確立されおり、先輩社員から徹底的に叩き込まれました。

複数人に教えるには「全体最適と部分最適のバランス」をとらないといけません。1人の子供にかかりきりになってしまうとその子の技術は上がりますが、他の子の練習には妨げになってしまいます。

また、スイミングスクールは段階的に指導をします。顔をつけられる→潜って息が吐ける→バタ足ができる→腕が回せる→クロールが泳げる、というように部分ごとに練習し、最後にそれを連動させる練習をします。

  • 何かを教えるためにまず理論的背景を学習するスキーム
  • 全体最適と部分最適を考えながら教室を運営する方法
  • 部分練習とそれを連動する指導方法の組み立て

抽象的ですが、こんなスキルを身につけました。

システムエンジニア編 ~プログラミングスキル、システム思考~

システムエンジニア時代には、プログラミングスキルを修得しました。

といっても、僕が仕事で使ったのは「COBOL」というレガシーな言語です。

それでも条件分岐、繰り返し処理、構造化設計、アルゴリズム、テスト設計とプログラミングの基礎となることは学べました。今はオフィス業務でVBAやGASを活用していますが、その学習には支障がないレベルにはなっています。

どの言語を学べばいいのか…と悩んでいる前に、何か一つでもメジャーな言語を学んでみましょう。基本は一緒のはず、です。

介護職編 ~管理スキル、スモールビジネススキル~

介護業界では僕が勤めたのは小規模デイサービスという形態の施設で、以下のスキルを身につけました。

  • 電話対応
  • 地域ネットワークの形成(営業活動)
  • 施設のリスク管理
  • スタッフマネジメント
  • ご家族、ケアマネとの面談・ニーズヒアリング
  • 事務作業(介護保険請求業務、給与計算)

と幅広いスキルを学ぶことができました。

定性的ですが、管理職になって一つの事業所を運営できたというのが一番大きな経験かもしれません。

また、会社がちょいブラックで、残業代をめぐって戦ったことがあり、労務についての知識を得られたのも、ちょっとしたご褒美でしたね(笑)

ブログ執筆編 ~ライティングスキル~

株式会社プランノーツのタカハシさんが運営されているブログ「いつも隣にITのお仕事」で、執筆のお仕事も経験しました。

まったく未経験でしたが、タカハシさんのご指導のおかけで

  • ライティング技術
  • WordPressの操作

を学ぶことができました。

ブログ「いつも隣にITのお仕事」を卒業しました!
2018年7月から執筆チームとして活動していたブログ「いつも隣にITのお仕事」、通称「いつ隣(イツトナ)」を卒業しました!いつ隣への想い、そしてこれからの決意を綴りました。

スキルをどう応用しているか

現在は若者の就労支援の仕事をしていますが

  • 企業との折衝 ← 介護時代の営業経験
  • プレゼンテーション ← 水泳コーチ時代の授業
  • プログラミング教室 ← プログラミング×水泳コーチの段階的指導
  • 実績報告業務 ← 介護保険請求業務
  • 社内システム管理 ← プログラミング×スタッフマネジメント
  • 法人HP修正 ← WordPressの操作
  • 履歴書添削 ← ライティングスキル

こんな感じでかなりスキルの応用ができているのではないかと思います。

この先は、相談業務の中で対人スキルを高めながら、事業計画について学び、自らスモールビジネスを立ち上げていきたいと思っています。

一番重要なスキルは「謙虚に学ぶこと」

色々な仕事をしてきましたが、スキルを修得するのに大事にしているのは「常に謙虚であること」です。

これが、一番重要なスキルです。

「こんなこと聞くのは恥ずかしい」と思っている時間は無駄です。

とにかく謙虚に吸収する姿勢を見せて、先輩たちに教えてもらう。そうすると、自分自身の成長は早まるし、結果として事業への貢献度も高まります。

幅広いスキルを学ぶには、中小企業がおススメ

介護施設で実感したことですが、中小企業に勤めることで幅広い経験が積めます。

大きな施設では、数年の経験に加え、実力者でないと管理職になれません。しかし、私は中小企業に入ったので入社1年後に管理職になれました。ガバメントが機能しておらず大変なことも多かったのですが、、管理者として矢面に立ちいろいろな業務ができました。

中小企業は人出が足りないので、手を挙げればいろんな業務をやらせてもらえます。大手企業に行って、競争しながらストレスフルな状況で働くより、競争がなく、最前線で働ける中小企業は「変化の時代」かなり有効なキャリアチェンジだと思います。

スキルに不安があっても、インターネットで情報を得たり、その業界の偉人たちをSNSでフォローすることもできます。ビジネスの現場で実践を積み上げることの方が、豊富な研修よりも重要なのではないでしょうか。

まとめ

現代は、自分が勤めている職業自体がなくなるかもしれない変化の時代です。

色々なことに興味をもち、分野を掛け合わせて、新たな価値を生み出すマルチポテンシャライトという生き方の価値が高まっています。またいろんなスキルを拾い集めて応用するブリコラージュを応用して、スキルを拾い上げていくと希少性の高い人材になることができます。

そして、人材不足の中小企業は「スキル」を身につける実践の場として最適です。

少しでもみなさんのキャリアのヒントになればと思います。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!


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